“子どもの遊具”のイメージが強い「フラフープ」ですが、元々は大人のダイエットグッズとして発売されたのが始まりです。
フラフープを使った運動は、ほんの数分間でも立派な有酸素運動になります。お腹まわりの体型が気になり始めた方はもちろん、日々の運動不足を解消する手段として、さまざまな健康効果が期待できるフラフープ運動を始めてみませんか？
子どもとも一緒に、楽しく取り組めるフラフープダイエットの魅力をご紹介します！

フラフープを回す運動は、からだ全体のバランスが肝心

上手に、長く、正しく回す秘訣

回す時間や一度に回せる本数を競って楽しんだ懐かしのフラフープが、大人の健康体操やダイエットに効果的なアイテムとして注目されています。
フラフープと聞くと、お腹や腰まわりのたるみを取ったり、美しいくびれボディを手に入れたりなど、部分的な“シェイプアップ効果”にばかり目がいきます。
しかし、リズミカルにフラフープを回す運動は、からだ全体のバランスを上手く使わなければ、長く、正しく回し続けることはできません。

適度なスペースとわずかな時間があればできる

フラフープの良いところは、屋内外を問わず、適度なスペースとわずかな時間さえあれば手軽に始められること。また、有酸素運動のひとつであるフラフープ運動の消費カロリーは、ウォーキングや水泳（平泳ぎ）にも匹敵すると言われています。
一見、単純で楽な動きにも見えますが、数分間でも真剣に取り組めば、全身に疲労感を感じるほどハードな運動効果を得ることができます。

フラフープの効果 BEST5

1.脂肪を燃焼する

フラフープを使った健康体操やダイエットは、脂肪をエネルギーに変える有酸素運動です。
自宅の空き時間に10分程度フラフープを回すだけで、代謝が上がり、余分な体脂肪がじわじわと燃えていきます。

2.お腹まわりや下半身が引き締まる

全身運動のフラフープですが、もっともダイエット効果が期待できるのは、輪っかを回しているお腹まわりや下半身です。輪っかが直接当たる腹筋や腹斜筋を鍛えることで、お腹のたるみや下半身の脂肪が徐々に落ちていきます。

3.歪んだ骨盤を正しい位置に

からだ全体のバランスをとり、姿勢を正して行うフラフープは、骨盤の歪みを矯正する効果も期待できます。骨盤を正常な位置に戻し、内臓の位置や血液・リンパの流れを改善できれば、ぽっこりお腹の解消につながります。

4.便秘改善にも効果がある

老廃物がたまった「便秘」の状態は、大腸の動きが低下している証拠です。フラフープを回して骨盤の位置を矯正しながら、腸を直接刺激してあげることで、便の流れもスムーズになります。腸内環境の改善は、ダイエット効果を高める上で欠かせません。

5.体幹が鍛えられる

腰を上手に使ってフラフープを回し続けると、腰回りのインナーマッスルが鍛えられ、体幹が強くなります。上半身と下半身をつなぐ骨盤まわりに筋肉がつくことで、腰痛予防や姿勢改善の効果も期待できます。

体型や目的に合った“フラフープ選び”を

一番のポイントは、回しやすさ

フラフープを使った健康体操やダイエットを始めるなら、フラフープ選びが肝心です。
アイテム選びの一番のポイントは、フラフープの回しやすさです。なぜなら、回す時間が長いほど、有酸素運動による脂肪燃焼効果や腹部の筋力アップが望めるからです。
せっかく始めるなら、できるだけ長い期間続けられ、できるだけ長い時間回すことができるフラフープを選びましょう。
一般的な体型の女性であれば、直径90cm〜100cmのサイズがおすすめです。

ダイエット効果がUPするフラフープ

ウエストの引き締め効果や運動の負荷を高めたい方には、500g〜1kgの重めのフラフープ、内側に凹凸のあるフラフープがおすすめです。
大人向けのフラフープは、直径の長さ、重さ、形状も多種多様です。軽くて回しやすいフラフープと、重さや凹凸のあるフラフープの2種類を使い分ける工夫も、運動を長く続けるコツになります。自身の体型と目的に合った、マイフラフープを見つけてください！

フラフープの回し方

腰を“前後に動かす”イメージが安定感を生む

フラフープを回す運動は、朝の身支度前、家事の合間、夜のリラックスタイムなど、いつでも手軽に取り組めます。ただし、いくら手軽であっても、正しい姿勢で無理なく行うことが大切です。
フラフープを回す姿勢は、脚を肩幅ほどに開き、軽く膝を曲げるのがポイント。できるだけ頭の位置や上半身は動かさず、腰から下半身を意識して回します。
できるだけ長い時間、フラフープを安定して回すコツは、腰を“ぐるぐる回す”のではなく、腰を“前後に動かす”ことです。

1回10分、2日に1度のペースでフラフープタイム

健康的なからだづくりに効果があるフラフープ運動の頻度は、2日に1度のペースで十分な効果が得られます。
できれば、1回のフラフープタイムに10分前後の時間を確保しましょう。
右回しで3〜5分、左回しで3〜5分を続け、最後に1分ずつ左右を繰り返せば、バランスよく鍛えることができます。

フラフープの運動効果を高める服装

ゆったりめの服は効果半減

フラフープを腰で回す際、ゆったりめの服を着ていると、せっかくの効果も半減してしまいます。
特に、ダイエット効果のUPが見込める凹凸のあるフラフープなら、筋肉にしっかりと刺激を与えてあげることが大切です。
フラフープの効果を最大限に高め、鍛えている筋肉を意識するためにも、からだのラインにフィットする服装や、お腹を露出した服装で行うことをオススメします。

「太りづらい体質」から「痩せやすい体質」を目指して

使いやすいフラフープを、動きやすい服装で、やりやすい時間に回すこと、わずか10分！
自分のペースで地道に継続することができれば、「太りづらい体質」を経て「痩せやすい体質」を手に入れることができるでしょう。