季節の変わり目に増える「咳の感染症」症状別の見分け方と予防ケア
季節の変わり目に増える「咳の感染症」症状別の見分け方と予防ケア
秋が近づくと、朝晩の冷え込みや乾燥で体調を崩しやすくなりませんか?
特に今年は「咳」をともなう感染症が例年より増えていると報告されています。
咳が長引くと「風邪かな?」と思って放ってしまいがちですが、大人でも注意が必要な病気が潜んでいることがあります。
⸻
大人も注意したい、咳の感染症
初期症状の違い
百日咳
- 初期症状:風邪のような軽い咳・鼻水・のどの違和感
- 1〜2週間後:特徴的な発作的な咳に変わり、息を吸う時に「ヒュー」という音が出ることも
- 特徴:熱はあまり高くないのに、咳だけが強く長引く
マイコプラズマ肺炎
- 初期症状:のどの痛みや頭痛、だるさなど風邪に似た症状
- 数日後:乾いた咳が出始め、徐々に強くなる
- 特徴:発熱があっても比較的元気に過ごせることが多く、咳は数週間続く
RSウイルス
- 初期症状:軽い鼻水・のどの痛み・微熱など「風邪かな?」と思う程度
- 数日後:咳が増え、ゼーゼー・痰がからむようになる
- 特徴:大人は軽く済むこともあるが、咳が長引きやすい
感染症ごとの違い(早見表)
感染症 | 初期症状 | その後の特徴的な経過 | 発熱 | 咳の特徴 |
---|---|---|---|---|
百日咳 | 軽い咳・鼻水・のどの違和感 | 1〜2週後から強い発作的な咳、長引く | なし〜微熱 | 息を吸うとき「ヒュー」音、夜も強い咳 |
マイコプラズマ肺炎 | のどの痛み・だるさ・頭痛 | 乾いた咳が続く、数週間長引く | あり(微熱〜高熱) | 乾いた咳、熱があっても元気そう |
RSウイルス | 鼻水・軽いのどの痛み・微熱 | 痰が増える、ゼーゼー、咳が長引く | あり(微熱) | 痰を伴う咳、呼吸がゼーゼー |
ざっくり見分け方
- 百日咳 → 咳だけが激しく、長く続くのに熱はあまりない
- マイコプラズマ肺炎 → 熱やだるさがあり、乾いた咳が数週間続く
- RSウイルス → 鼻水から始まり、痰やゼーゼーが目立つ
⸻
日常でできる予防ケア
病気を遠ざけるには「免疫が働きやすい体」を作ることが大切です。
基本の免疫力アップ
- 腸を整える:ヨーグルト、納豆、味噌汁など発酵食品を毎日少しずつ
- 粘膜を守る栄養素:ビタミンA(にんじん・かぼちゃ)、ビタミンC(みかん・ブロッコリー)、亜鉛(牡蠣・レバー)
- 良質な睡眠:寝る直前のスマホは避けて深い眠りを確保
- 喉の保湿:加湿器や温かい飲み物で乾燥を防ぐ
体質別のケア方法
咳は「体の内側のバランスが乱れているサイン」と考えられます。体質に合わせた食材でケアすると、より効果的です。
乾燥に弱いタイプ(空咳・声がかすれる)
おすすめ食材:梨、はちみつ、白きくらげ
痰が多いタイプ(のどが重い・咳に痰が絡む)
おすすめ食材:大根、はと麦、陳皮
疲れやすいタイプ(免疫が弱く、風邪をひきやすい)
おすすめ食材:山芋、もち米、鶏肉
取り入れやすい工夫
- 朝食:フルーツ+ヨーグルトでビタミン&乳酸菌
- 就寝前:白湯やハーブティーで喉を潤す
- 食事:旬の野菜や果物を意識して体質別に取り入れる
- 休息:疲れやすい日は無理せず休息を優先
⸻
まとめ
咳は「ただの風邪」ではなく、体の内側からのサインかもしれません。
大人は、家事や仕事でつい無理をしてしまいがちですが、長引く前に整えることが大切です!
夏から秋を軽やかに過ごしていきましょう✨
健康に関するご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
本日もブログを読んでくださり、ありがとうございました!