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2025年9月22日
生活習慣

季節の変わり目に増える「咳の感染症」症状別の見分け方と予防ケア

季節の変わり目に増える「咳の感染症」症状別の見分け方と予防ケア

秋が近づくと、朝晩の冷え込みや乾燥で体調を崩しやすくなりませんか?

特に今年は「咳」をともなう感染症が例年より増えていると報告されています。

咳が長引くと「風邪かな?」と思って放ってしまいがちですが、大人でも注意が必要な病気が潜んでいることがあります。

大人も注意したい、咳の感染症

初期症状の違い

百日咳

  • 初期症状:風邪のような軽い咳・鼻水・のどの違和感
  • 1〜2週間後:特徴的な発作的な咳に変わり、息を吸う時に「ヒュー」という音が出ることも
  • 特徴:熱はあまり高くないのに、咳だけが強く長引く

マイコプラズマ肺炎

  • 初期症状:のどの痛みや頭痛、だるさなど風邪に似た症状
  • 数日後:乾いた咳が出始め、徐々に強くなる
  • 特徴:発熱があっても比較的元気に過ごせることが多く、咳は数週間続く

RSウイルス

  • 初期症状:軽い鼻水・のどの痛み・微熱など「風邪かな?」と思う程度
  • 数日後:咳が増え、ゼーゼー・痰がからむようになる
  • 特徴:大人は軽く済むこともあるが、咳が長引きやすい

感染症ごとの違い(早見表)

感染症 初期症状 その後の特徴的な経過 発熱 咳の特徴
百日咳 軽い咳・鼻水・のどの違和感 1〜2週後から強い発作的な咳、長引く なし〜微熱 息を吸うとき「ヒュー」音、夜も強い咳
マイコプラズマ肺炎 のどの痛み・だるさ・頭痛 乾いた咳が続く、数週間長引く あり(微熱〜高熱) 乾いた咳、熱があっても元気そう
RSウイルス 鼻水・軽いのどの痛み・微熱 痰が増える、ゼーゼー、咳が長引く あり(微熱) 痰を伴う咳、呼吸がゼーゼー

ざっくり見分け方

  • 百日咳 → 咳だけが激しく、長く続くのに熱はあまりない
  • マイコプラズマ肺炎 → 熱やだるさがあり、乾いた咳が数週間続く
  • RSウイルス → 鼻水から始まり、痰やゼーゼーが目立つ

日常でできる予防ケア

病気を遠ざけるには「免疫が働きやすい体」を作ることが大切です。

基本の免疫力アップ

  • 腸を整える:ヨーグルト、納豆、味噌汁など発酵食品を毎日少しずつ
  • 粘膜を守る栄養素:ビタミンA(にんじん・かぼちゃ)、ビタミンC(みかん・ブロッコリー)、亜鉛(牡蠣・レバー)
  • 良質な睡眠:寝る直前のスマホは避けて深い眠りを確保
  • 喉の保湿:加湿器や温かい飲み物で乾燥を防ぐ

体質別のケア方法

咳は「体の内側のバランスが乱れているサイン」と考えられます。体質に合わせた食材でケアすると、より効果的です。

乾燥に弱いタイプ(空咳・声がかすれる)

おすすめ食材:梨、はちみつ、白きくらげ

痰が多いタイプ(のどが重い・咳に痰が絡む)

おすすめ食材:大根、はと麦、陳皮

疲れやすいタイプ(免疫が弱く、風邪をひきやすい)

おすすめ食材:山芋、もち米、鶏肉

取り入れやすい工夫

  • 朝食:フルーツ+ヨーグルトでビタミン&乳酸菌
  • 就寝前:白湯やハーブティーで喉を潤す
  • 食事:旬の野菜や果物を意識して体質別に取り入れる
  • 休息:疲れやすい日は無理せず休息を優先

まとめ

咳は「ただの風邪」ではなく、体の内側からのサインかもしれません。

大人は、家事や仕事でつい無理をしてしまいがちですが、長引く前に整えることが大切です!

夏から秋を軽やかに過ごしていきましょう✨

健康に関するご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

本日もブログを読んでくださり、ありがとうございました!

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