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2024年11月11日
生活習慣

妊活の際に役立ててほしい食生活

妊活に限らず女性の健康に食事は大切

みなさん、こんにちは。予防医学アドバイザーです。
今回は【妊活と食生活】についてお話しさせていただきます。

私はありがたいことに、3人の子どもに恵まれました。
1人目のときは妊活や栄養について全くの無知だったため、生まれてきた子供の肌荒れや健康状態にいつも悩んでおりました。
2人目以降は、食生活を気にするようになり子供たちの肌の状態に悩むこともなくなり、産後も私のカラダは復活するのが早くなった実感があります!
妊娠をする、しないに限らず食生活は基本のこのことであり、大人や子供のカラダにも良いことがたくさんあるので食生活を見直し、女性の方は生理痛も軽減できる可能性があります!

一石二鳥なので、ぜひ頭の片隅にでも記憶していただけると嬉しいです!

4つの基礎項目

まず、妊活では最初に見直すべき基礎が4つあります。

⓵バランスの良い食事
⓶適度な運動
⓷禁煙、禁酒
⓸ストレス管理
になります。
こちらを念頭において【バランスの良い食事】に注目していきます。

妊活に必要な栄養素とその役割

葉酸:胎児の健康な成長をサポートし、妊娠前から摂取が推奨される栄養素です。
ビタミンD:ホルモンバランスを整える働きがあり、排卵機能にも関わります。(ビタミンB6、マグネシウムなども)
鉄分:貧血予防や子宮の健康維持に重要で、特に植物性鉄分と動物性鉄分の摂取方法についても触れると良いです。
亜鉛とセレン:抗酸化作用があり、卵巣と精子の健康をサポートします。

食生活を見直すことで、生理痛が軽減される可能性があり、以下のような要因が関係しています。

ホルモンバランスの調整

ホルモンバランスは妊娠に重要な役割を果たします。
ビタミンD、ビタミンB6、マグネシウムなどはホルモンの安定に関与しており、ホルモンバランスを整えるために食事からこれらの栄養素を意識的に摂取することが大切です。

オススメの献立は…
■鮭トーストとほうれん草とバナナのスムージー
鮭トースト:ビタミンDが豊富な焼き鮭とアボカドをパンに乗せ、レモンを絞る。
ほうれん草とバナナのスムージ:ほうれん草(マグネシウム)、バナナ(ビタミンB6)、牛乳または豆乳を使ってブレンド。

インスリン感受性の向上

血糖値が急激に上がりやすい食事はインスリン抵抗性を引き起こすことがあります。
インスリン抵抗性が高まるとホルモンに影響を与え、特に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などの原因にもなりやすいです。
低GI食品や全粒穀物、たんぱく質豊富な食品を取り入れることで、血糖値の安定が期待できます。

注意する食材は…
高GI値の食品が、血糖値をあげます。
例えば、白米・うどん・砂糖を多く含むお菓子、ジュース、スナック菓子です。
摂りすぎには注意しましょう!

抗酸化作用で卵巣と精子の健康を守る

活性酸素は体に負担をかけ、卵巣や精子の健康を損なうことがあります。
ビタミンCやビタミンE、ベータカロテン、セレンなどの抗酸化作用のある栄養素を含む食材(果物、ナッツ、緑黄色野菜など)を取り入れることで、細胞の酸化を抑える効果が期待できます。

オススメの献立は…
《トマトとほうれん草のビタミンスープ》
材料:トマト、ほうれん草、にんじん、セロリ、オリーブオイル、塩・コショウ
ポイント:トマトとにんじんでベータカロテンを、ほうれん草でビタミンCとEを補給できます。
少量のオリーブオイルで炒めてから煮込むと、栄養の吸収がよくなる。

体重管理による健康な妊娠環境の構築

BMIが極端に高すぎたり低すぎたりすると、ホルモンバランスや月経サイクルに影響を与えることがあります。
適切な体重を保つことは、妊娠しやすい環境を作るために重要です。栄養バランスを意識しながら食事を改善し、健康な体重管理を心がけることが役立ちます。
適度に計測できると良いですね!

免疫力の向上

体調管理やストレス軽減も不妊治療に重要です。
亜鉛やビタミンC、プロバイオティクスなど免疫力を高める成分を意識的に摂取することで、体の抵抗力が上がり、体調不良や感染症の予防が期待できます。

オススメの献立は…
《豚肉とブロッコリーのオイスター炒め》
材料:豚肉(もも肉など)、ブロッコリー、にんじん、オイスターソース、にんにく、塩・コショウ
ポイント:豚肉には亜鉛が含まれ、免疫機能の強化に役立ちます。ブロッコリーやにんじんにはビタミンCが豊富で、オイスターソースで旨味をプラスしながら栄養バランスを整える。

注意していただきたいこと

妊活や生理痛などと関係がある膣の粘膜は非常に高い吸収率を持っていますが、ご存知でしょうか?
具体的な「吸収率」をパーセントで示すのは難しいとされています。
一般的に膣の吸収は他の皮膚に比べて約10倍以上と高く、膣から吸収された成分は速やかに血流に乗り、全身に循環する傾向があります。

このため、膣内に使用される製品(例えば膣用薬やタンポン、ナプキンに含まれる化学物質など)に含まれる成分が体に与える影響には注意が必要です。
また妊活と紙ナプキンの関係性については、紙ナプキンに含まれる化学物質が、健康やホルモンに悪影響を及ぼす可能性があるため、間接的に不妊治療と関係していると考えられることがあります。
以下に詳しく説明します。

1. 化学物質によるホルモンの影響
一部の紙ナプキンや衛生用品には、漂白や防腐のためにダイオキシンやフタル酸エステルなどの化学物質が含まれる場合があります。
これらの化学物質は、体内でホルモンを乱すエストロゲン様物質として働くことが知られており、ホルモンバランスを乱す原因になることがあります。
ホルモンバランスが乱れると、排卵や月経サイクルに影響が出るため、妊娠が難しくなる可能性も指摘されています。

2. 環境ホルモンと不妊リスク
紙ナプキンには、特に多くの環境ホルモン(内分泌かく乱物質)を含む製品もあります。
これらの物質が体内に蓄積されると、卵巣や精子に影響を与え、不妊リスクが増すと考えられることがあります。
そのため、化学物質の含有が少ない、オーガニックや無漂白のナプキンを選ぶことが推奨されています。

3. アレルギー反応や感染症リスク
一部の紙ナプキンには合成繊維や香料が含まれており、敏感肌の人にはアレルギー反応や炎症、感染症のリスクを高めることがあります。
こうした症状は膣内の健康を損ない、結果的に妊娠を妨げることもあります。
生理期間中の健康を保つためには、肌に優しい成分でできたナプキンや布ナプキンを使うことで、デリケートゾーンのトラブルを軽減できる可能性があります。

このため、不妊治療中の人には、可能であればオーガニックのナプキンや布ナプキンを使用することを勧める医師もいます。
あなたのカラダのコンディションに寄り添ってくれる名和株式会社さんの『吸収ショーツ』を製品選びに検討するのもいいかもしれません。

みなさまが健康で幸多き日々を送れますように。
今回もブログを読んでくださり、ありがとうございました!

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