トピックス

2024年8月8日
生活習慣

たんぱく質の重要性

みなさん、こんにちは。
予防医学アドバイザーです。
今回は【たんぱく質の重要性】についてお話しさせていただきます。

近年、健康ブームなので「たんぱく質」を摂取する大切さはご存知かと思います。再確認という感じで読んでください(^^)

タンパク質とは

たんぱく質とは、私たちの体を構成する主要な成分の一つであり、体内のほぼすべての細胞に存在します。
たんぱく質はアミノ酸から構成されており、これらのアミノ酸が結合して様々な形態を作り出しています。
カラダを作る栄養の基礎は、「水とたんぱく質」なので、たんぱく質不足=病気になりやすい と言っても過言ではありません。
そのため毎日の食生活の中に「たんぱく質を摂る」という意識をつけましょう。

たんぱく質の役割

たんぱく質は、以下のような多くの重要な役割を果たしています。

《筋肉の成長と修復》
たんぱく質は筋肉の構築ブロックとして機能し、運動後の筋肉の修復と成長を助けます。

《酵素の形成》
酵素は、体内で化学反応を促進するために必要で、たんぱく質から作られます。

《ホルモンの生成》
たんぱく質は、一部のホルモン(例えばインスリン)の生成にも関与しています。

《免疫機能の維持》
免疫系の抗体もたんぱく質から作られ、体を感染から守ります。

《その他の機能》
細胞の構造維持、血液の運搬、代謝プロセスの調整など。

みなさん、たんぱく質はこれだけの役割に使われていたということをご存知でしたでしょうか?
これだけたんぱく質とは重要な役割を担っていることがわかっていただけたと思います。

たんぱく質を健康診断の数値で観る

実は、健康診断の数値からたんぱく質が摂取でできているか確認することも出来ます。

それは【BUN】の数値です。
※BUNとは…(Blood Urea Nitrogen, 血中尿素窒素)
たんぱく質は体内でアミノ酸に分解されます。
アミノ酸は身体の成長や修復に使用されますが、余分なアミノ酸はエネルギーとして使用されるか、窒素を含む老廃物(アンモニア)として分解されます。
このアンモニアは肝臓で尿素に変換され、血液中を経て腎臓で排出されます。
これがBUNの主要な生成過程です。

尿素窒素(BUN)の基準値は、日本臨床検査医学会によると8~20mg/dlです。
15mg以上が好ましいの言われていますが、実は20〜25mgぐらいが良いとも言われています。

ただBUNの値だけではなく、eGFRの数値も見ていただきたいです。
※eGFR (estimated glemerular filtration rate、推定糸球体濾過率)
eGFRは、腎臓がどれだけ効果的に血液をろ過しているかを評価する指標です。
正常なeGFR値は60以上で80〜90mlが理想とされています。
eGFRが45と悪い場合は、BUNの値が良くても総合的に悪い結果と判断します。
もちろん両方の値が悪い場合は、たんぱく質を摂るよりも減塩など腎臓を治すことに集中しましょう。

<<たんぱく質不足の症状>>
筋肉の減少、免疫機能の低下、髪や爪の弱体化、成長の遅延などが生じる可能性があります。

<<過剰摂取>>
腎臓に負担がかかる可能性があり、特に腎臓病を持つ人は注意が必要です。また、バランスの取れた食事が重要です。

<<たんぱく質の摂取量>>
理想の摂取量は、体重×1〜1.5倍を推奨しています。
例えば50kgの方なら、50〜75gです
。しかし、運動をしている人や妊娠中・授乳中の女性は、これ以上の量が必要となる場合があります。

おすすめの基本食

動物性たんぱく質と植物性たんぱく質を時間帯によって食べ分けてください。

朝→納豆、豆乳、玉子(1こ)など/たんぱく質:約20〜25g
(朝は植物性たんぱく質がオススメです。)

昼→プロテイン、豆乳など/たんぱく質:約30g
(プロテインの種類によります)

晩→魚、肉200gほど/たんぱく質:約30g

こちらはおかずのみの計算などでご飯なども加算して出来るだけ摂取量に近づけてみてください。

《たんぱく質を含む食材》
肉類→鶏肉、牛肉、豚肉など。
魚介類→魚、エビ、貝類など。
卵→高品質なたんぱく質源。
乳製品→牛乳、ヨーグルト、チーズなど。
豆類→大豆、レンズ豆、ひよこ豆など。
ナッツと種子→アーモンド、ひまわりの種、かぼちゃの種など。

まとめ

たんぱく質は、私たちの健康と生活の質を維持するために欠かせない栄養素です。
自分に合った適切なたんぱく質摂取を心がけ、バランスの取れた食事を実践してみることが大切です。
たんぱく質の知識を得た今、以前より接種の効果がアップしています。
日々の食事に高たんぱく質食品を取り入れ、健康的な生活を送くってください。

今回もブログを読んでくださり、ありがとうございました!

ページ上部へ