旬の魚の栄養について
旬の魚の魅力
みなさん、こんにちは。予防医学アドバイザーです。
今回は【旬の魚の栄養素】についてお話しさせていただきます。
これから秋の旬の食材は、寒い季節に向けて体を温め、免疫力を強化する働きを持つ栄養素が豊富に含まれています。
季節に合わせてこれらの食材を摂ることで、健康維持に役立ちます。
名和株式会社が所在する関西の特産物をまとめてみたので、その中からご紹介します!
ハモ(鱧)
関西を代表する魚の一つで、夏が旬として有名ですが、秋も美味しくいただけます。
●栄養価:タンパク質が豊富で低カロリー、ビタミンAやD、カルシウムが含まれており、骨の健康や免疫力向上に役立ちます。
♦調理法:秋には鱧鍋や天ぷら、湯引きが楽しまれ、さっぱりした梅肉ソースで食べることが多いようです。
サバ(鯖)
秋に脂がのり、最も美味しい時期を迎える青魚。特に日本海側で豊富に獲れます。
●栄養価: EPAやDHAなどの不飽和脂肪酸が豊富で、血液サラサラ効果や脳機能向上が期待されます。また、ビタミンDやB群も豊富です。
♦調理法: 塩焼き、味噌煮、締めサバ、サバ寿司などがよくあります。
アジ(鯵)
秋に旬を迎えるアジは、脂が乗って旨味が強くなる時期。瀬戸内海や大阪湾で多く漁獲される魚です。
●栄養価: タンパク質が豊富で、DHAやEPA、ビタミンDも多く含まれ、心血管の健康や骨の強化に良いです。
♦調理法: 刺身や塩焼き、フライ、南蛮漬けなど、多彩な料理に適しています。アジのたたきも人気です。
イワシ(鰯)
秋はイワシの脂が乗りやすく、旬の時期。関西でも漁獲され、新鮮なイワシが流通します。
●栄養価: DHAやEPAが豊富で、心臓や脳の健康に良いとされています。カルシウムや鉄分も含み、骨や血液に良い効果があります。
♦調理法: 焼き魚、フライ、煮付け、さらには刺身や酢漬けなどで楽しめます。新鮮なものは生で食べられるのも秋ならではの楽しみですね。
カワハギ(皮剥)
カワハギは秋から冬にかけてが旬で、関西でも特に秋に美味しい魚として知られています。肝が大きくなる時期で、「肝和え」や鍋にされることが多いです。
●栄養価: 高タンパク質で低脂肪。特に肝にはビタミンAやDが豊富で、免疫力の向上や目の健康に良いです。
♦調理法: 刺身や鍋料理、煮付け、から揚げなどが人気です。肝を使ったポン酢和えも秋ならではの味覚ですよね。
カツオ(鰹)
秋は「戻り鰹」と呼ばれ、春とは異なり、脂がのってコクのある味わいが特徴です。特に紀伊半島沿岸で漁獲され、和歌山などで特産とされています。
●栄養価: タンパク質やビタミンB群、鉄分が豊富で、疲労回復や貧血予防に役立ちます。また、DHAやEPAも含まれています。
♦調理法: たたきが定番で、ポン酢や薬味と一緒に食べることが多いです。刺身や煮付けでも美味しくいただけます。
ホッケ(𩸽)
秋から冬にかけての北海道から日本海側にかけてが旬のホッケ。関西にも多く流通し、脂ののったホッケは人気です。
●栄養価: ビタミンDやオメガ3脂肪酸が豊富で、骨の健康や血流改善に良い効果があります。
♦調理法: 焼き物が主流ですが、干物にして食べることも多いそうです。
サケ(鮭)
秋は鮭の漁期で、「秋サケ」として親しまれます。関西では、特に淡路島などで獲れたサケが新鮮で美味しいとされています。
●栄養価: タンパク質、ビタミンD、アスタキサンチンが豊富で、抗酸化作用や免疫力の向上に寄与します。
♦調理法: 鮭の塩焼き、ムニエル、鍋物、寿司など多彩な料理に使われ、幅広く親しまれています。
まとめ
良質な魚のタンパク質が筋肉の成長・修復、免疫機能の維持し、オメガ3脂肪酸やEPA/DHAが血液をサラサラにし、心臓病や脳卒中のリスクを軽減したりします。
その他にもビタミンDやB群とカラダに良い栄養素もありますが、
・水銀、有害物質の蓄積
・アレルギー反応
・寄生虫のリスク
・骨の危険性
・加工魚の塩分型
・養殖魚の品質の問題
など、デメリットもあります。
これらのデメリットを避けるためには、魚の選び方や調理法に注意を払いましょう。
魚の栄養素が複合的に作用し、免疫力をアップさせたり、定期的に食べることで認知機能の向上や脳の健康をサポートするとされているため、魚を食べることが「頭が良くなる」というイメージにも繋がっているみたいですね!
ぜひ秋の味覚を楽しんでみてください。
みなさまが健康で元気な日々を送れますように。
今回もブログを読んでくださり、ありがとうございました!