BCAAとは?プロテインとの違いを徹底解説
ダイエットの強い味方である「プロテイン」は、エクササイズには欠かせない飲み物。
日々飲んでいる人も多いと思いますが、プロテインに触れるなかで「BCAA」という言葉をよく聞くのではないでしょうか。
プロテインが筋肉の材料であるタンパク質の補給になるのに対して、BCAAはエクササイズ中の筋肉の分解を防ぎ、エクササイズの効率をぐんと上げてくれるんです。
本記事では、そんなBCAAについてプロテインとの違いにも触れながらご説明します。
BCAAとは、「必須アミノ酸」
Branched Chain Amino Acids(分岐鎖アミノ酸)の略で、バリン・ロイシン・イソロイシンという、体内では作ることのできない3つの必須アミノ酸の総称です。
BCAAは牛肉・鶏肉・乳製品・卵・マグロ・カツオなどに多く含まれるとされ、これらを食事で補えない場合や、日常的にエクササイズを行うような場合にはBCAAサプリを利用するのが好ましいでしょう。
1.バリン・・・筋肉を修復する力。美肌効果が期待される。
2.ロイシン・・・筋肉を維持する。育毛効果が期待される。
3.イソロイシン・・・筋肉を強化する。疲労軽減が期待される。
それぞれの効果について特定されているわけではありませんが、概ねこのような筋肉のメンテナンス機能があると言われています。
また、それ以外にも美肌や育毛、疲労軽減効果などについても期待されています。
プロテインは「筋肉の材料」。BCAAは「筋肉の分解を防ぐもの」
プロテインとBCAAの違いは、主成分であるタンパク質が筋肉の材料となるのに対して、BCAAは筋肉の分解を防ぐ役割をしてくれます。
運動中にはたくさんのエネルギーが必要になり、まずは体内の糖質や脂質をエネルギーとして使用しますが、それでも供給が間に合わない場合には筋肉を分解して他のアミノ酸よりも効率のよいBCAAを使おうとします。
よって、運動をするときにBCAAが血中にたくさんあると、これらの筋肉を分解せずに済むというわけです。
BCAAはいつ摂取するといい?
摂取のベストタイミングはエクササイズ30分前
BCAAは運動中の筋肉の分解を防ぐ効果があることから、エクササイズ前に飲むのが最も効果的だと言われています。
また、BCAAの血中濃度は摂取後30分でピークを迎えるという研究結果から、運動前30分前に飲むのがベストタイミングでしょう。
摂りすぎは肝臓と腎臓へのダメージになることも
BCAAの摂取目安は、1回のエクササイズで2000mg程度。
これはBCAAに限ったことではありませんが、目安以上の摂取を続けているとその分解に関わる肝臓や腎臓に負担をかけ続けることになり、思わぬ副作用が生じる恐れがあるので気をつけましょう。
運動前はBCAA、運動後にプロテイン
運動前や運動中の水分補給にはBCAA、運動後のご褒美にはプロテインを飲むのがおすすめ。
普段は運動中、水で水分補給をしていただけ!という人も、飲み物をただBCAAに変えるだけでエクササイズの効率がぐんとアップすることも。
せっかく手に入れた筋肉が分解されるのはもったいないので、ぜひプロテインと合わせて最強の運動効果を手に入れましょう!