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2019年6月20日
健康体操

いつやるのが効果的?時間帯別でみる健康体操の効果

健康のため、ダイエットのため、ストレス発散のため…と、健康体操を始められる方はそれぞれにいろんな目的をお持ちかと思います。
でも、どんな目的であるにせよ、続けていても期待したような効果が見られなければ、継続するモチベーションは下がってしまいがちです。
そこで、より効果的に健康体操を行うために、時間帯別の体操の効果の違いをまとめました。
一日の中でも、体操の目的や内容にもっとも適した時間帯に取り組むようにすることで、より早く期待している効果がみられるようになりますよ。

健康体操を行うときの注意点

健康体操やヨガ、ウォーキングなど、有酸素運動を行うときは、どの時間帯においても、空腹時や食後30分以内は避けるようにしましょう。
空腹時は血糖値が低下しており、無理な運動をするとめまいや意識障害が起こってしまいます。もし空腹時に行う場合は、砂糖やブドウ糖を含むキャンディーや清涼飲料水を摂取してエネルギーを補給してから行いましょう。
また、食後すぐの運動もおすすめできません。食後は消化活動のために体内の血液が胃や腸に集中しています。そのため、食後すぐに運動をすると心臓に負担がかかってしまい、危険だからです。

なお、ダイエット目的で健康体操をされる場合は、食前に行うのがおすすめです。食前の体内は食事から摂取したエネルギーがない状態なので、運動した分だけ体脂肪が分解されやすくなりますよ。体操後30分は体脂肪が燃焼し続けますので、この間も食事を摂るのは避けましょう。

朝の健康体操の効果

朝起きてすぐに健康体操を行うと、すっきりとした目覚めになります。
朝起きたばかりというのは脳神経も体の筋肉も鈍っている状態で、一般的には、目が覚めてから3時間経たないと脳は完全に目覚めないと言われています。
しかし、起床後に背筋や肩甲骨を伸ばすことで血流が促され、寝ている間に内蔵に集まっていた血液が脳へと行き渡り、起床3時間後とほぼ同じ状態にしてくれるのです。

ただし、寝起きの体はちゃんと目覚めていない状態なので、いきなり大きく動かすのではなく、徐々に体を起こすように、ウォーミングアップから丁寧に行いましょう。激しい動きや長時間にわたる体操メニューは避けるようにしてください。

昼の健康体操の効果

お昼〜夕方にかけての時間帯は、エネルギー代謝やホルモン分泌が活発なので、運動をするのに適しています。お仕事の休憩時間や家事の合間などに短時間行うだけでも、続けることで健康促進効果が期待できます。
また、お昼の健康体操には、うつ予防や精神を安定させる作用もあります。単純な動きの体操をすることで「セロトニン」という心のバランスを保つ物質が分泌されるので、心身ともに元気になれる時間帯だといえます。

夕方の健康体操の効果

夕方、16時~18時頃はダイエット効果が最も期待できます。この時間帯の体は活動中のため体温が高く、カロリーを消費しやすくなっています。
ダイエットの一環として健康体操をされる場合は、効率よく脂肪を燃焼させられるこの時間帯に行いましょう。

夜の健康体操の効果

夜の健康体操には寝つきを良くし、熟睡させてくれる効果があります。
人間の体は、体内の温度が下がると眠くなるメカニズムになっています。しかし、自分で体温を下げることはできないので、寝る前に運動をすることで一時的に体温を上昇させ、その体温が徐々に低下しはじめたときに眠れば、寝付きが良くなるのです。なお、就寝の2時間前に行うのが理想だと言われています。
とはいえ、激しい動きは交感神経を活性化させてしまい、逆に睡眠の妨げになってしまうので避けてください。ストレッチを中心とした体をほぐすようなメニューの体操を行いましょう。

一番大事なのは「続けやすい時間帯であること」

ここまで、時間帯別の健康体操の効果の違いをご説明しました。
せっかくやるなら、ぜひ、狙っている効果が一番あらわれやすい時間帯に健康体操を取り入れてみてください。
ただし、健康体操を始め、運動において何よりも大切なのは「続けること」です。
だから、ご紹介した時間帯は参考にしていただきながらも、無理をせず、自分の生活パターンのなかで継続的に取り組める時間帯に行うことが一番です。

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