【簡単ストレッチ】からだが硬い人におすすめの椅子ストレッチ
ストレッチで筋肉を伸ばすとき、「痛さ」がよく効いている証拠と、頑張りすぎていませんか?
痛みを感じるということは、筋肉が強すぎる刺激から身を守ろうとしている証拠です。
痛みを無視してストレッチを続けると、関節の故障などにつながる恐れがあり、大変危険です。
そこで、今回はやってはいけないストレッチについてご紹介します!
危険!5つの間違ったストレッチ
痛みを感じる間違ったストレッチ
「痛い=効いてる」は大間違い。
むしろからだには良くないと考えられています。
筋肉は強い痛みを感じると、その反応で縮むという性質があります。
無理に筋肉を伸ばすストレッチをすると、切れてしまわないように筋肉が硬くなってしまいます。
「気持ちいい」程度のストレッチをおこないましょう。
寝起きの間違ったストレッチ
起きてすぐの時は、頭だけでなく、からだも寝ぼけています。
伸びをするぐらいであれば問題はないのですが、いきなり開脚や前屈などの強度の高いストレッチは避けたほうがいいでしょう。
顔を洗ったり、食事をしたり、朝の準備をしているうちに、だんだんとからだがほぐれていきます。
からだが目覚めた段階でゆっくりストレッチをおこなうことがベストです。
筋肉痛のときの間違ったストレッチ
筋肉痛とは、激しい運動により筋肉が疲労したり、筋繊維が損傷している状態のことです。
ダメージを受けた筋繊維は、安静にしていれば時間の経過とともに修復され、自然に痛みは治まっていきます。
しかし、修復時にストレッチをして筋肉を伸ばしてしまうと、筋繊維がより傷ついて痛みが増してしまうリスクがあります。
正しいからだ作りのためにも、筋肉痛のときはしっかりと筋肉を休ませてあげましょう。
食後の間違ったストレッチ
食後は、食べ物を消化するために血液が内臓に集まっています。
食後にストレッチをおこなうと、消化に必要な血液が分散してしまい、消化が悪くなってしまいます。
また、全身の組織が柔軟性を失っている状態のため、ストレッチ効果も出にくくなっています。
少なくとも食後30分はストレッチを控えたほうがいいと言われています。
キープ時間が長すぎる間違ったストレッチ
ストレッチをする上でのポイントは、「伸ばしたい筋肉をしっかり伸ばす」こと。
そのため、キープ時間よりもポジションが正しいかどうかを確認することのほうが大切です。
ポーズをキープしすぎて筋肉が必要以上に伸びてしまうと、筋肉に負担がかかり傷つきやすくなります。
1ポーズ20秒程度を目安におこない、こまめにポーズを変えるとより効果的です。
簡単だけど効果あり!椅子ストレッチ
からだが硬くてストレッチのときに痛みを感じる人にご紹介したいのが、椅子を使ったストレッチです。
体調に合わせてゆるいストレッチをしたい人にもおすすめですので、ぜひ試してみてください。
椅子ストレッチで上体ツイスト
座って上半身だけをひねることで、腰や背中の筋肉を伸ばすことができます。
左右交互に5回ずつ、お尻の坐骨を安定させ、椅子から浮かないように意識しながらおこないましょう。
椅子ストレッチで股関節ほぐし
片足を椅子にのせて、軸足を軽く曲げた状態で、反動をつけずにゆっくりと右5回・左5回を1セットとし、計3セットの上下運動をおこないます。
このとき、天井から頭がつられているようなイメージで、しっかりと上半身を伸ばしてください。
簡単にできる、椅子ストレッチのメリット
椅子を使えば骨盤など、からだの一部が固定され、伸ばしたい部分を無理なく伸ばすことができます。
お手本どおりにポーズが取れずにいまいち伸びを感じられないとお悩みの人も、椅子を使うだけで通常のストレッチと同等の効果を得ることができますよ。
簡単なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。