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2022年3月16日
健康体操

【肩こり解消法】肩甲骨はがしのコツをご紹介!

冬の寒い間は無意識のうちに体が縮こまることが多く、自然と肩に強い力がはいります。
それによって起こるのが、肩こり
肩こりは、首・肩・背中をつなぐ大きな筋肉である「僧帽筋」が伸びっぱなしになることが原因で、血流が低下している証拠です。

本記事ではいつもと少し視点を変えた、「肩甲骨はがし」による肩こりの解消法をご紹介します。

「肩甲骨はがし」とは?

肩甲骨はがしとは、「ファシア」と呼ばれる筋肉や臓器などを繋ぐ繊維状の組織をほぐし、凝り固まった筋肉の可動域を元に戻すことを指します。
肩甲骨をほぐし、柔軟にすることで姿勢の修正や肩こりを防ぐことができます。

肩甲骨はがしをする理由

肩こりの主な原因は、首にかかる負荷の蓄積です。
人の頭は全体重の約10%と言われ、体重が50kgの場合、頭は約5kgと推測されます。
頭を支えている首にかかる負担は、少し前かがみになるだけでも大きくなり首はどんどん凝り固まってしまいます。
その頭を支える首を支えているのが、「肩甲骨」です。
肩こりの元をしっかりとほぐすことで、肩こりを未然に防ぐようにしましょう。

 

肩甲骨の柔軟性チェックの方法

肩甲骨周りの筋肉が硬いと腕を上げにくくなるため、まずは肩甲骨の柔軟性をチェックしましょう。

①かかと、背中、腕、背中を壁につけて立ち、手のひらを下にした状態で腕を肩の位置まであげる
②腕が壁から離れないように上へあげ、止まったところと肩の水平ラインの角度を見る

肩の水平ラインに対し、60度以上上がっていれば問題はありません。
ただ、45度未満の場合は筋肉が凝り固まっている状態なので是非一度、これから紹介するマッサージを試してみてください。

肩甲骨はがしの方法 1

肩甲骨はがしの準備運動をします。

①両肘を曲げて、肩の高さまで横に水平にあげる
②肩甲骨を寄せるイメージで5秒かけて後ろに引く

肩甲骨はがしの方法 2

準備運動が完了し、肩と腕が動かしやすくなったら肩甲骨はがしの体操に移ります。
①両ひじを肩の高さにあげ、腕の前でV字を作るようにさらに手は胸の前で残したまま両ひじをさらに上にあげます。
②あげた後、5秒かけて肩の高さまで両ひじをおろす

 

肩甲骨はがしの方法 3

最後はタオルを用いた方法です。
①椅子に座り両手でタオルの端を持ち、上に上げる
②タオルは持ったまま頭の後ろを通しながら、下げる
下げる時は胸を張るイメージで行いましょう。

③下げた位置で10秒ほどキープ
これを10回ほど繰り返します。

肩甲骨の状態によっては下がりきらない可能性もありますので、十分にほぐしてから実施してください。

さいごに

今回ご紹介しました「肩甲骨はがし」は1週間朝夕の2回を1日の習慣として継続してみてください。
姿勢が良くなることで、デスクワークやスマホの利用で起きやすい「ストレートネック」も改善が見込めます。
継続して、肩こりになりにくい体作りをしていきましょう。

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