【菱形筋ってどこ?】菱形筋ストレッチで「肩こり」を瞬間解決!
日々のデスクワーク…ストレス…運動不足…。
現代の日本人の多くが苦しめられているであろう「肩こり」の原因は、日常生活のそこかしこにあります。
帰宅後のまったりした時間、テレビを観ながらなどのちょっとした時間で、あの重さやだるさを改善できる「菱形筋ストレッチ」をご紹介します!
肩こり解消のカギを握る「菱形筋」って?
頸椎と肩甲骨をつなぐ「りょうけいきん」と読みます
菱形筋(りょうけいきん)は、僧帽筋よりも深い位置にあり、「小菱形筋」と「大菱形筋」からなります。
首のうしろの骨が出っぱっているところくらいから始まり、肩甲骨の内側につながっています。
肩甲骨を引き寄せたり離したり
菱形筋が伸び縮みすることで、肩甲骨を引き寄せたり離したりします。
よって、胸を開いたり、何かを引っ張ったりする動作のときに活躍する筋肉です。
肩こりの原因は長時間同じ姿勢とストレス
デスクワークや勉強などで長時間の同じ姿勢が続き、肩甲骨周辺を動かさないと、肩甲骨周りの筋肉が開きっぱなしの状態となります。このように肩が緊張し続けた状態では、新鮮な血液が筋肉に行き渡りません。
また、過度なストレスを抱えている場合にも、肩・首周りの筋肉を緊張状態にさせてしまいます。精神的なストレスも血流を悪くする一因です。
運動不足の解消なくして肩こり改善はなし
すでに肩周りの動きが悪くなっている人は、意識的に肩周りを動かすことをしなければ「肩こり」を改善することはできません。
日常的に適度な運動を行えば、自然と肩周りの筋肉を動かすことにもつながるので、肩こりに悩まされることも少なくなります。
肩こりを改善する「菱形筋ストレッチ」の方法
肩こり改善につながる簡単な「菱形筋ストレッチ」は次の3ステップです。
① 床に座って開脚し、股関節をほぐします
② 右手で左足の外側をつかみ、15秒キープ
③ 反対側も行う
誰でもできる簡単なストレッチが、肩こり改善の最短ルートなんです!
お風呂上がりで効果倍増
全身の血行が良くなっているお風呂上がりにストレッチを行うことで、こり改善の効果をアップさせることができます。
お風呂上がりのストレッチは、睡眠の質もアップさせることができ、ストレス解消にもつながります。
僧帽筋ストレッチとあわせてみる
以前紹介した「僧帽筋ストレッチ」と併せて行うことで、肩甲骨全体の筋肉を動かすことができ、大きな症状改善が見込めるでしょう。
寝る前たった1分のストレッチでも効果大!
ストレッチを外出先で行うことは難しいかもしれません。ただ、どれだけ忙しくても、寝る前たった1分のストレッチで次の日の肩周りが快適になると思えば、頑張って続けてみようという気持ちが湧いてきませんか?
肩こりの悩みから開放されるような体質や姿勢は、一朝一夕では手に入りませんし、まとまった時間の運動を毎日続けることは現代人にとってなかなか大変…。
それならそうと、だるさや痛み、重い頭痛などの症状を引き起こしてしまう前に、「菱形筋ストレッチ」をとり入れて、肩周りのこりをスッキリさせてみてください!